シンプルに考えるという本を読んで


医業経営コンサルタントが提唱されていることや
本に書かれていることの中に
スタッフに本を読んで感想を共有しましょう、
といったものをよく見かけます。
が、まず経営を預かる院長先生や我々妻達は 
本から学びを得ているのでしょうか?
本のよさが、語れない上司から、
本を、活字を読めと言われましてもねぇ。
時間があまりとれないとはいえ、
本を通じていろんな方の考えに触れながら
柔軟でいたいものです。
で、元LINE CEO 森川さんのお考えに
本の中で触れました。
正直言って、クリエイティブな世界のお話で
医療の世界にはフィットしないと感じました。
スタッフのモチベーションなんて、上がってて
当たり前で、そもそも人にモチベーション
上げてもらうってどういうこと?とか、
会議が多すぎる会社ってムダだらけなんじゃない?
とか 、確かにおっしゃるとおりなんですが、
外来で患者さんとしゃべりっぱなしの院長が
スタッフとコミュニケーションをとろうとすれば
ミーティングの形式になるし、医療に対して
モチベーションの高いスタッフばかりを
選んでいられるなら困らないわよ、という
ことなのです。
が、そのいろいろ私からでるでる言い訳、もんくが
問題で、この森川さんのお考えに、なじめないこと
自体が、自分の課題のように思えてくる、
そんな気持ちになり、なんとなく医療の世界は
古い、硬い、と言われているように感じました。
会議をゼロにと仰ってるわけでもないですし、
医療なんてものづくりより、モチベーション高くて
当然のような。
なんか、気色悪い感じが残る本だったわけです。
そういう本との出会いもまた必要なんじゃないか
って思った次第です。

シンプルに考える
森川亮
ダイヤモンド社
2015-05-29


 

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